「夜勤って実際どんな感じなの?」「当直と夜勤って何が違うの?」そんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。薬剤師として働く中で、夜勤や当直の勤務形態は収入アップの大きなチャンスになる一方、生活リズムへの影響も気になるところです。
この記事では、夜勤と当直の違いから手当の相場、メリット・デメリット、そして実際に夜勤や当直を経験した方のリアルな声まで、まるっと解説していきます。これから夜勤のある職場に転職を考えている方や、現在の年収に不満がある方は、ぜひ参考にしてください。

🦁 ナビ助のおすすめ!
ファル・メイト
薬剤師専門の派遣・転職支援サービス。高時給の派遣求人が豊富で、働き方の柔軟性を求める薬剤師に人気。エリアや条件を絞った求人検索も充実しています。
ファル・メイトの公式サイトはこちら夜勤と当直の違いとは?まずは基本を押さえよう
夜勤と当直は、どちらも夜間に勤務する働き方ですが、法律上の扱いも業務内容もまったく異なります。ここでは、その違いを明確にしていきます。
夜勤とは
夜勤とは、通常の業務を夜間の時間帯に行う勤務形態のことです。一般的に夕方から翌朝にかけて16時間程度の勤務となり、労働基準法上の「労働時間」として扱われます。そのため、深夜割増賃金(25%以上の割増)が発生します。
24時間営業のドラッグストアや、夜間も調剤対応を行う病院などで導入されています。調剤業務、患者対応、在庫管理など、日中と同じ業務を夜間に行うイメージです。
当直とは
当直は、通常業務ではなく緊急時の対応を主な目的とした勤務形態です。労働基準監督署の許可を得た「宿日直勤務」に該当し、原則として業務がない間は休憩・仮眠を取ることができます。
当直手当は支給されますが、夜勤のような深夜割増賃金とは異なり、1回あたりの定額支給が一般的です。病院薬剤師に多い勤務形態で、緊急の調剤対応や入院患者の薬に関する問い合わせへの対応が中心となります。
- 夜勤=通常業務を夜間に行う(労働時間扱い、深夜割増あり)
- 当直=緊急対応がメイン(宿日直扱い、定額の当直手当)
- 法律上の扱いが違うので、給与計算も大きく異なる
夜勤・当直の手当の相場はどのくらい?
収入アップを目指すなら、具体的な金額を知っておきたいところです。職場の種類や地域によって差はありますが、一般的な相場を紹介します。
夜勤手当の相場
夜勤の場合、基本給に加えて深夜割増賃金(22時〜翌5時は基本時給の25%以上)が加算されます。さらに夜勤専属の場合は夜勤手当が別途つくケースもあり、1回の夜勤で1万〜2万円程度の手当が上乗せされることもあります。
ドラッグストアの場合、深夜帯のパート・アルバイトは時給3,000円〜4,000円前後に設定されていることが多く、短時間でも効率よく稼ぐことが可能です。
当直手当の相場
病院の当直手当は、1回あたり1万円〜3万円程度が一般的です。大規模な病院ほど手当が高い傾向にあり、月に数回の当直で5万〜10万円程度の上乗せが見込めます。
ただし、当直の回数が多い病院は、その分だけ人手不足である可能性もあるため、当直の頻度や実際の呼び出し頻度は面接時にしっかり確認しておくことをおすすめします。

夜勤・当直がある主な職場
どんな職場で夜勤・当直の勤務があるのか、主な3タイプを見ていきます。
病院(急性期・救急対応)
急性期病院や救急病院では、夜間の調剤対応が必要なため、当直制度を設けています。入院患者への緊急投薬、医師からの薬に関する問い合わせ、夜間の注射薬の調製など、臨床的なスキルが求められる場面が多いのが特徴です。
24時間営業のドラッグストア
24時間営業の店舗では、深夜帯にも薬剤師が常駐する必要があります。処方箋の受付は少ないものの、OTC医薬品の相談対応や、レジ・品出しなどの店舗業務も担当することが一般的です。深夜手当がしっかりつくため、効率よく稼ぎたい方に向いています。
夜間対応の調剤薬局
一部の調剤薬局では、近隣の夜間診療所と連携して夜間の処方箋対応を行っています。件数は少ないものの、待機時間が長い傾向があり、当直に近い形態で勤務するケースが多いです。
夜勤・当直のメリット
夜間勤務にはデメリットばかりではなく、しっかりとしたメリットも存在します。
収入アップが狙える
先述の通り、深夜割増賃金や当直手当により、日勤のみの勤務と比べて年間で数十万円〜100万円以上の収入差が生まれることもあります。年収を上げたいけれど転職は考えていない、という方にとって有効な選択肢です。
日中の時間を自由に使える
夜勤明けや当直明けの日は日中がフリーになるため、プライベートの用事を済ませたり、自己研鑽の時間に充てたりすることができます。平日の日中しか対応していない役所や病院に行きやすいのも地味に大きなメリットです。
少人数で集中して業務に取り組める
夜間は日中と比べて来局者や問い合わせが少ない傾向にあるため、落ち着いて業務に取り組める時間が多いです。薬歴の記入や在庫の整理など、日中は忙しくてなかなか手が回らない業務を片付けるチャンスでもあります。

🦁 ナビ助のおすすめ!
ファル・メイト
薬剤師専門の派遣・転職支援サービス。高時給の派遣求人が豊富で、働き方の柔軟性を求める薬剤師に人気。エリアや条件を絞った求人検索も充実しています。
ファル・メイトの公式サイトはこちら夜勤・当直のデメリットと注意点
メリットがある一方で、体への負担やライフスタイルへの影響は無視できません。
生活リズムが乱れやすい
夜間の勤務は体内時計を狂わせやすく、睡眠の質が低下することがあります。特に日勤と夜勤が交互にあるシフト制の場合、リズムの切り替えが難しく、慢性的な疲労感を感じる方も少なくありません。
家族や友人との時間が取りにくい
夜間に仕事をしていると、家族と生活時間がずれてしまうことがあります。子育て中の方や、パートナーとの時間を大切にしたい方には、夜勤のない職場のほうが合っている場合もあるでしょう。
緊急対応のプレッシャー
特に病院の当直では、夜間に一人で薬剤師としての判断を求められる場面があります。日中であれば先輩や同僚に相談できる内容でも、夜間は自分で対応しなければならないケースが増えるため、一定の経験と知識が求められます。
夜勤の頻度が多すぎると、体調面やメンタル面に影響が出ることがあります。月の夜勤回数や、夜勤明けの休日がきちんと確保されているかを、事前に確認しておきましょう。
夜勤・当直の多い職場に転職する際のチェックポイント
夜勤のある職場に転職を検討する際は、以下のポイントを面接時に確認しておくと安心です。
夜勤の頻度と勤務時間
月に何回の夜勤・当直があるのか、1回の勤務時間はどのくらいかを確認しましょう。求人情報には「月4〜5回」など記載があっても、実際にはそれ以上の回数になっていたというケースもあります。
手当の金額と計算方法
夜勤手当・当直手当の金額はもちろん、基本給に対してどのように計算されているかも重要です。「手当込みで年収○○万円」という表記の場合、基本給が低く設定されていてボーナスが少なくなるケースもあるため注意が必要です。
夜勤明けの休みの取り方
夜勤明けがそのまま次の日勤シフトになっていないか、しっかり休息が確保されているかは健康を守るうえで非常に大切なポイントです。労働基準法では、夜勤後に十分な休息時間を設けることが求められています。
夜間の体制と業務量
夜間に薬剤師が一人体制なのか複数人体制なのかは、精神的な負担に大きく影響します。緊急時にサポートを受けられる体制があるかどうかも確認しておきましょう。

夜勤・当直に向いている人の特徴
夜勤が合うかどうかは個人差が大きいですが、以下のような特徴に当てはまる方は比較的適性があるといえます。
- もともと夜型の生活リズムの方
- 一人で落ち着いて業務をこなすのが好きな方
- 短期間で効率よく収入を増やしたい方
- 日中に自由な時間を確保したい方
- 臨床的な経験を積みたい若手の方
逆に、規則正しい生活を重視する方や、家族との時間を最優先にしたい方は、無理に夜勤のある職場を選ぶ必要はありません。自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶことが、長く働き続けるための秘訣です。
よくある質問(Q&A)
Q. 夜勤専属の求人はありますか?
あります。特に24時間営業のドラッグストアや一部の調剤薬局では、深夜帯のみの勤務を募集していることがあります。パートや派遣の形態で募集されることが多く、時給は3,000円〜4,000円程度と高水準です。
Q. 当直中に呼び出しがなかったら何をしていますか?
病院の当直の場合、呼び出しがない時間は仮眠を取ったり、薬の勉強をしたりして過ごすことが一般的です。ただし、救急搬入の多い病院では、複数回の対応が必要になることもあります。
Q. 新人でも夜勤に入れますか?
職場によりますが、一般的には入職後数か月〜半年程度の研修期間を経てから夜勤に入るケースが多いです。いきなり夜勤一人体制ということは少なく、先輩とペアで入る期間が設けられている職場もあります。
Q. 夜勤と当直、どちらが稼げますか?
一般的には、労働時間として扱われる夜勤のほうが、時給換算での収入は高くなる傾向にあります。ただし、当直は実労働時間が少ないケースも多いため、「拘束時間あたりの効率」で考えると当直のほうが良いと感じる方もいます。
まとめ
薬剤師の夜勤・当直は、収入アップの有力な手段であると同時に、体への負担やライフスタイルへの影響も大きい働き方です。大切なのは、手当の金額だけで判断するのではなく、勤務体制や夜勤の頻度、自分の体質やライフスタイルとの相性を総合的に考えることです。
転職を検討する際は、求人情報に書かれている条件だけでなく、面接時に具体的な夜勤の運用について質問し、実態を把握したうえで判断しましょう。夜勤・当直をうまく活用できれば、キャリアの幅を広げながら着実に年収アップを実現できるはずです。
参考:薬キャリ「薬剤師の夜勤・当直ってどんな仕事?」、マイナビ薬剤師「薬剤師の夜勤と当直の違いは?」

🦁 ナビ助のおすすめ!
ファル・メイト
薬剤師専門の派遣・転職支援サービス。高時給の派遣求人が豊富で、働き方の柔軟性を求める薬剤師に人気。エリアや条件を絞った求人検索も充実しています。
ファル・メイトの公式サイトはこちら


